寺村さん のインターンシップ体験記

IVSでインターンシップを体験しました寺村と申します。私はホーチミン市にあるIVSの本社にて、インターンシップ生として約3か月の間、実際の業務に関わらせていただきました。開発業務の体験や初めての海外の長期滞在、そしてベトナムでの様々な人との出会いを通して、本当に沢山のことを学ばせていただきました。

今回は私が体験したインターンシップの一部をご紹介したいと思います。

大学名 / 専攻京都工芸繊維大学大学院情報工学専攻1年生(当時)
場所ホーチミン本社(IVS Co., Ltd.)
期間2017/7/17 〜 2017/9/24
インターン内容システム開発

なぜ海外インターンに参加したか

私が海外インターンに挑戦しようとした理由としては3つありました。

まず1つ目は、友達の留学です。友達が海外留学から帰ってきて、そこで成長した姿を目の当たりにしたことで、私も友達のように成長したいという強い憧れを抱きました。

そして2つ目は、海外への興味です。昨今グローバルに活躍できる人材が求められている中、海外で働くということがどういうものなのかを体験したかったからです。

最後に3つ目は、自身のスキルアップのためです。参加前の私のプログラミング技術は授業で習った程度のレベル、英語は全く話せず社会のこともよく知らない学生で、就活を目の前に不安でいっぱいでした。そんな自分を変えて自分に自信をつけるために海外インターンへの挑戦を決めました。

業務内容について

仕事ではサーバーのシステム開発に携わらせていただいたのですが、その当時は全く知識も経験も無く、1から知識と技術を学びながら業務を行いました。
システムを作る責任感と慣れない土地での慣れない作業に苦労しながらも、システムが出来上がっていくことに非常にやりがいを感じながら仕事ができました。

仕事では、わからないことがあればベトナム人スタッフに質問をするのですが、そこでのコミュニケーションには非常に苦労しました。お互いの言語が通じない中、英語でやりとりを行うのですが、1回では伝わらず勘違いされてしまうことも多々ありました。それでもたどたどしい英語を駆使しながら、時には絵やジェスチャーを交えて相手にわかりやすく伝える努力を続け、ちゃんと伝わった時はとても嬉しかったです。

ベトナムでの生活は毎日が刺激的で非常に楽しかったです。
ベトナムに来た当初は車やバイクの多さに圧倒され道を横断するのにも苦労していましたが、慣れることができれば過ごしやすい街だなと思いました。
気候は年中通して一定で非常に過ごしやすかったです。しかし、雨季には頻繁にスコールがあるので注意が必要です。スコールにより川になった道を、バイクに乗せてもらって全身ずぶ濡れになりながら帰ったのは良い思い出です。

食事に関しては、現地のスタッフがバインミーやフォー、ブンチャーなど様々なベトナム料理を食べに連れて行ってくれました。ベトナム料理は甘辛い味付けのものが多く日本人の口にはすごくマッチすると思います。
またベトナムにはカフェがとても多く、ベトナムコーヒーをいつでもどこでも飲むことができます。私はこのコーヒーが大好きで、朝昼晩と欠かさず飲んでいました。

ベトナムでは様々なトラブルがありましたが、その度親切なベトナム人の方々に幾度となく助けられ、言葉が通じないながらも心を通わすことができたことに感動しました。

インターンシップを通して

インターンシップでは様々な人との出会いがあり、初めての経験を沢山することができました。また、困難からも逃げずに立ち向かえたことで自分に自信をつけることができ、人としてととても成長できたと実感しています。また海外で働くということにおいて、お互いの文化を理解し尊重し合うこと、そしてこちらから歩み寄っていくことが大切だと感じました。これは実際にインターンを経験しないとわからないことでした。ネットや常識などに囚われず、自分の目で確かめ、きちんと自分で考えて行動することが大切なんだということを強く実感したインターンシップでした。

昨今では就職活動の中で”グローバル”という言葉が溢れ、その意味をよく理解せぬまま海外に憧れを抱く学生も多いと思います。私は海外インターンを通してこのことが少し理解できたと同時に、これまで知っているつもりになっていたことに気付かされました。もし少しでも海外に興味があるのならば、きちんと自分の目で確かめてみることを強くおすすめします。

この充実した3ヶ月間は私にとって人生のターニングポイントであり、かけがえのないものでした。今後はこの貴重な経験をもとに、自分の進みたい道を歩んでいこうと思います。