人事給与・勤怠管理システム(パッケージ)
人事給与・勤怠管理
生産管理システムの導入に関しては設立から最初10年はあえて導入をせず、そこからの導入をすることは最初から決めていました。
まずスタッフにエクセル等の手管理をすることで自分自身が何を管理しているかをちゃんと理解したタイミングでの導入をしました。
同時に、会社規模が小さい間はエクセルでの手管理で対応が出来ていましたが、規模が大きくなるにあたってシステム化をしないとマンパワーの限界があり、ミスが増え、数量の管理ができなくなるなどの問題が発生したためタイミングを見極めました。
導入にあたって目指したものは日本で使用しているシステムで管理できている内容にプラスして不足しているものを補ったようなレベルアップしたものを作りたいと考えていました。
日本側では某パッケージシステムをベースにカスタマイズを行っていましたが、IVSさんにはほぼ9割カスタマイズをしてもらう形で小ロット・多品種・イレギュラー対応が多い弊社に合ったシステムをかなり細かいところまで作りこんでもらいました。
期間は2-3年を見越していましたが、実際には要件定義に2.5か月、導入に16か月と最終的に1年半ほどで完成した形になります。
理由としては3つあります。
1つ目はIVSが経験豊富なシステム会社であること。
2つ目は既にIVSさんに人事労務管理システムを導入していただいており、その際の対応に満足をしていたため安心してお仕事を頼めたということ。
3つ目として他社に自分たちがしたいことを説明しても管理したい内容が特殊であり且つ複雑で断られてしまったという事実があります。
実際IVSさんには本当にたくさんの時間を割いていただき、ソフトをしっかりと作りこんでもらいました。長期にわたり一緒に導入を進めてくれたと感じています。
製造業の細かいところを伝えるのに苦労しました。
IVSさんはたくさんの製造業にシステム導入をしていらっしゃるので製造業のことを幅広く理解しています。
しかし今回のシステムは表面的なものではなく、自社の細かいところまで入り込んだものを作りたかったのでこれらの説明はなかなか大変なものでした。説明のために絵や図を描いたり、たくさんの手間と時間がかかりました。
マンパワーで対応していた分、時間的な部分で余裕ができ、ミスが減ったと実感しています。また今社内で何がおこっているか、品物がどういう状況になったか”見える化”ができたと思っています。
見える化ができたことで、今どのタイミングで品物を作っているのかが把握でき、要らないものを作ってしまっていたなど無駄な動きがなくなりました。
実際、工場のキャパシティーは変わっていませんが、効率化をすることによってキャパが上がったような効果が得られています。
今現在導入したシステムは稼働していますが、これが100%完成だとは思っていません。
あれをこうしておけばよかった…などといった修正はありますが、図面のデータベース化など、これから更なる飛躍を考えています。
自社の問題や解決方法などはシステム会社さんからアドバイスはもらえますが、最終的には自社で把握して伝えることが非常に大切だと感じます。
自分自身でやりたいこと、困っていること、解決したいことをちゃんと整理して正確に伝えていくことが非常に重要です。
もちろん見えていない部分はどこの会社にもあります。見えていないからこそ問題点がわかりません。
それを見える化するためにシステム導入をするという考え方もあるもしれません。
URL:http://www.ohsima.co.jp/vietnam.html
従業員数:120名
会社情報:
Saigon Metal Processing Co., Ltd. (SMP)
Lot 16,Road 4,IP in Linh Trung Ⅱ EPZ, Thu Duc City, Ho Chi Minh City, Vietnam
+84-(0)28-3729-3861